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私たちの目の前にある“不都合な真実”

2010|11|20
今季から“Sunshine Cup”と銘打った“福島ビルフィッシュトーナメント”での出船風景。

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昨日、そのホームポートとなった“いわきサンマリーナ”で、主に報道関係者を集めての意見交換と反省会が開かれた。
国内のビルフィッシュトーナメントについての議論を深めていくと、最終的には例の“漁業調整規則”に行き着いてしまう。しかし我々ビルフィッシャーが、それを“目の前にある不都合な枠組み”と捉えているばかりでは状況は決して変わらない。
各地の漁村、漁港、漁協の疲弊が叫ばれる今こそ、私たちは海面利用の適正な秩序について真摯に考えなければならない時に来ている。それは双方の状況改善につながるテーマでもある。
“沿岸漁業の疲弊”が“共存”をうたう上での好機に繋がるのは皮肉な話であるが、現実には“当事者不在の調整規則”という側面も見え隠れする。
私たちは今一度、海面における遊漁と漁業との調整について真摯に考える時が来ている。

下記のページにおける『平成14年12月12日付け14水管第2968号 水産庁長官通達』を今一度読んでおいて頂きたい。
http://www.big-game.jp/kaziki/k1/k1_14/index_1.html
posted by biggame at 01:13 | 日記

空にも海にもカジキが…

2010|11|17
今季のカジキ写真を整理していると、私好みのユラユラ写真が、空にも海にもあった。
今年の夏空は、絵心満載のカンバスを観るようで、洋上でもひねもす飽きることがなかった。
リリースされたカジキが、空に立ち昇るように見えたその雲が、今度はユラユラと水底に沈むようにも見えて、かジキの精霊がそこかしこにいるような気がしたものである。

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空のゆらゆらカジキ

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こちらは、海のゆらゆらカジキ

posted by biggame at 21:35 | 日記

カジキの背びれ発見!?

2010|11|16
今季も、それなりに豊かな海であった。
トーナメントにおいても様々な報告があった。
「いやぁ、今日はカジキの鰭を多く見たよ!」

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カジキの背びれ発見!?

そんな報告の多くが、上のような鰭であった。
真相は下の写真である。

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そう、マンボウ君でした(笑)
posted by biggame at 23:10 | 日記

イッテQ!のビスビーズ特集でもカジキマグロ!

2010|11|15
本誌の“ビスビーズ・リポート”でもお馴染の、Aosの青島さんから「日曜日の夜に日テレで『世界の果てまでイッテQ!』なる番組で、先般のビスビーズを面白おかしく紹介しますので是非観てください」というメールを頂戴していたので気になっていたのだが、昨夜は『世界女子バレー』の3位決定戦やら、佳境に入ってきたNHKの『龍馬』やらが気になって、青島さんの番組は録画で観させて頂いた。肝心の、次号の原稿〆切などとっくに過ぎているのに…。
で、いきなり冒頭から“カジキマグロ!”なる大きなテロップが飛び込んできて、少々気持ちが萎えてしまった。
本誌でもお馴染の青島さんが制作に協力していながら、どうして“カジキマグロ”などという表現を許してしまったのだろうか!?
視聴率もそこそこある番組で、冒頭に“カジキはカジキ、マグロはマグロ”くらいの気の効いたコメントがあれば、カジキに対する理解度が大きく膨らんだのに!と残念な気がしたものである。

※“カジキはカジキ、マグロはマグロ”に関しては下記を参照
http://www.big-game.jp/big_blue/b3/b3_13/index_1.html

しかしながら、ストップフィッシング間際までライブベイトのタグラインを持ち続けたキャプテンの心意気には、大きな共感を覚えたものである。

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人生、最後の最後まで諦めないこと…
posted by biggame at 18:08 | 日記

今季もそろそろ…

2010|11|11
2010年、今季、本州のカジキもそろそろ終盤を迎える。
あれがありこれがあった今夏、今は『ミス・リバティー』と『バズ』が今季の釣果最多を競っている。
来月の「2010年度ビッグゲーム座談会」の最終メンバーをどう決めるか!?
楽しくもあり、刺激的な今日この頃である。
座談会に出席お願いします皆様、今季の楽しかったお話をお聞かせくださいませ!

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posted by biggame at 22:55 | 日記

センス・オブ・ワンダー

2010|11|10
次号の写真選びにもたついて、なかなか仕事が前に進まない。
暦の上でも秋から冬になる立冬を過ぎ、冬至に向かって日毎に黄昏タイムが早くなると、5時を過ぎるともう湯島界隈のシンスケか、千住あたりの一杯飲み屋にテレポーテイションしたくなる。
おまけに今日は、倦んだ頭で仕事場の本棚を見上げているとレイチェル・カーソンの『センス・オブ・ワンダー』が目に留まり、何度読んでも心洗われるこの本をめくっているうちに5時を過ぎてしまった。
『われらをめぐる海』、『海辺』、そして『沈黙の春』等のベストセラーで、地球のあらゆる生命が共鳴しあい、織りなす素晴らしい生命の輝きを感じるのも、守るのも、破壊するのも人間であることを静かに語った彼女が最後に残したメッセージに、ビルフィッシャーも耳を傾けていただきたいものだ。

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もしも私が、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力を持っているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス・オブ・ワンダー(神秘さや不思議さに目を見張る感性)」を授けてほしいとたのむでしょう。この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、私たちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒剤になるのです(本文中、上遠恵子さんの訳文を一部そのまま引用)。

さてと、私はもう今日の仕事は切り上げて、縄暖簾の先の、一升瓶に入った解毒剤で人生の神秘さや不思議さに目を見張ることにします…。
posted by biggame at 18:44 | 日記

カジキ自爆テロ!

2010|11|08
そろそろ『BIGGAME』次号入稿に火がついてきたので、写真の入稿整理を始めたものの、どうもパソコンの動きが芳しくない。チェックしてみるとローカルディスクの空き容量が殆ど無いではないか!
慌てて写真をチェックしながら外付けハードに移していると、ああ、こんな写真もあった、な〜んだ、探していた写真がこのフォルダに入っていたのか!と、普段の整理の悪さに歯軋りすることしきりである。
本誌BIG GAME FORUMでお馴染みの下瀬環さんから、以前、参考資料と共に送ってもらった“オイルフェンスに自爆テロを仕掛けたカジキ”とやらも見つかった。
それにしても、堅牢この上ないオイルフェンスを突き破るカジキのビル(吻)の威力に、思わず背筋が寒くなったリーダーマンもいるはずだ。

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我、オイルフェンスに突入せり!

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貫通したビルの様子




posted by biggame at 20:39 | 日記

来季は“ブラックマーリン・トーナメント”

2010|11|06
博多で金子さんの312.1sのシロカジキ(ブラックマーリン)取材の後、西福岡マリーナ マリノアを訪ねた。
『玄界灘ビルフィッシュトーナメント』は国内唯一のシロカジキが主役のトーナメントであるが、その開催日程(毎回、お盆過ぎの設定)を巡っては様々な報告を精査する中で、もう少し後に持ってくるのがベストだと語られてきた。
今回の金子さんの300sオーバーをシンボルとして、来季は日程も改め“ブラックマーリン・トーナメント”と銘打った魅力ある大会になりそうな予感がする。
玄界灘の魅力を語る西福岡マリーナの下坂マネージャー、吉井支配人、九州フィッシャーマンズクラブの岡村さん、そしてポセイドンの木寺さん(写真左から)。

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これからの玄界灘を語る有志たち

posted by biggame at 11:38 | 日記

サバニのカジキが人気のようで…

2010|11|04
先にアップしたばかりの、亀井さんから届いたサバニのカジキ。
さっそく大阪府の『BIGGAME』ご購読者様から、Tシャツのイメージの参考にしたいので、もう少し大きく見せてもらえませんか?というお問い合わせを頂戴したので、ここに再度サイズを変えてアップさせて頂きました。

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えらい人気どすなぁ〜

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これを描いた作者様!乞う御連絡!!

posted by biggame at 09:58 | 日記

“サバニ”にウミンチュの夢を追う

2010|11|03
こちとら、時間と予算に制約のある博多取材をシコシコとこなしている時に、ソルトウォーターハウスの亀井大兄は、呑気にあちこち出かけていたようである。
届いたメールには石垣島のハーリーに使うサバニや、来年、バリ島で“フライでカジキ”にチャレンジする際のアウトリガーカヌーなんぞの写真も添付されていた。
サバニは人力のエーク(櫂)や四角帆なんぞで走る姿には心ときめくが、今はFRPのハルにエンジン装備が当たり前となっているが、その数は少ない。まして木造サバニなんぞを見かけることは糸満でも難しいだろう。
しかし最近はサバニの帆漕技術を残すための『サバニレース』なんぞも開催されているようで、船首に描かれた愛嬌あるカジキくんがチャーミングだ。

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亀井さんが撮影した、石垣島のレース用サバニ

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そのチャーミングなカジキくん

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来年、亀井大兄は、このアウトリガーカヌーで“Sailfish on Fly!”
posted by biggame at 20:49 | 日記

えっ!? 嘘でしょ?

2010|11|02
博多取材の帰路、新大阪で山本光平さんと合流した。
お会いするのはホントに久しぶりで、相変わらず元気な光平さんの笑顔にパワーを頂いた。
“のぞみ”最終で東京に戻るまでの間、これまた久方ぶりで馬医多加江さんのお店を訪ねた。
オープンまでにはまだ1時間もあったが、快く店を開けてくれた馬医さんに感謝!
光平さんは、このところ尿酸値が高いとのことでビールを控え、私はそんな光平さんにお構いなく、まずはビールを!
で、暫らく馬鹿話に花が咲いた後、馬医さんがぽつりと「今月21日でお店を閉めることにしたの…」
その挨拶状は昨日出したばかりだそうで、光平さんとふたりして思わず絶句!
しかし、天性の明るさと、女性ビルフィッシャーとして強面でならした彼女の決断に、ああだこうだは野暮な話。すぐさま気を持ち直して、ちょいとばかり涙の乾杯。
10年間お疲れさま!

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しかし、この笑顔からはちょいと信じられない話…

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で、非情にも私は、お店に飾ってあったこのカジキを、記念に頂くことにした!
馬医ちゃん!ありがとうね!!






posted by biggame at 03:51 | 日記

博多の金子親子に、ちょいとジェラシー

2010|11|02
今回の博多取材のテーマは“今季最大カジキ”であったが、当の金子さんと、ご子息の新ちゃんとの時間を共有させて頂いているうちに、肝心の300sオーバーのカジキよりも、おふたりの“父と息子の時間”の過ごし方に興味が湧いてしまった。
娘ふたり、息子のいない当方には味わえない“親子の悦楽”を垣間見る中で、何やら妙なジェラシーを感じたのである。
それは、娘たちから着信拒否をくらうトホホな私との、大きな疎外感から生まれるものでもあった。

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金子親子にちょいとジェラシー

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“まるで恋人親子!”なんて、またまたジェラシー
posted by biggame at 02:51 | 日記

博多の夜は更けて…

2010|10|30
スポーツアングラーによる今季国内最大魚、シロカジキ312.1sを釣った金子さんにお会いした。
場所は博多、中洲の『河庄』である。60年以上の暖簾を誇る『河庄』は、風情ある佇まいの寿司・割烹・懐石の老舗だが、仲居さんの凛とした立ち姿がセクシーで、なにやら宮尾登美子の『鬼龍院花子の生涯』の松恵役を演じた夏目雅子を思い起こさせる女性であった。高知と博多は、何かその気風に似通ったものを感じさせる。
話がそれたが、『河庄』には息子さんの新ちゃんも塾帰りに駆けつけてくれ、あっという間に3時間が過ぎた。
明日はポセイドンの木寺さんやらもまじえ、またまた玄界灘の釣り談議に花が咲きそうである。

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中洲の『河庄』で、金子さん親子と

posted by biggame at 23:45 | 日記

ぬいぐるみデザイナーの、みすみサンから

2010|10|29
博多に着いて、安ホテルでパソコンを開くと、ぬいぐるみ作家のみすみ様から、頼んでおいた“カジキぬいぐるみ”の試作品が届いていた。
かつての義弟が、青春時代にやっていたエレキバンドの想い出を胸に、千葉の某所に開店した“お好み焼き屋”のオープンの際には、オールデイズのDJでも評判のイラストレーター、“アモーレ”さんに記念のイラストを描いて頂いたが、おかげで?店はまだ潰れずにいる。
人生の様々な局面で、カジキグッズが登場するのも面白い。
ところで、みすみさんのぬいぐるみは、来季のトーナメントでお立ち台に立つ女性アングラーの腕に抱かれているかもしれないが、これはまだ試作品である。

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みすみさんのぬいぐるみカジキ

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アモーレさんの“てけてけカジキ”
posted by biggame at 18:23 | 日記

大型台風北上の中、明日から博多取材!

2010|10|28
かなりの大型台風14号が、先の大雨で大きな被害を受けた奄美に近づいている。
そんな中、明日から小生は博多を目指すわけだが、洋上取材ではなく、中洲あたりでの人物インタビューであるから、心は軽い。
今季、スポーツアングラーによって記録された国内最大カジキ(312.1s、全長414pのシロカジキ:9月5日、福岡県沖島)を単独釣行で記録された博多在住の金子元さんを訪ねるわけである。
ご子息の新クンは、今年の2月に長崎県壱岐沖でクロマグロのJGFAジュニア記録を達成するなど、親子での活躍が期待される。
さて、どんなお話を伺えますか、大いに楽しみである。

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posted by biggame at 19:27 | 日記

SunshineCUP  耐えて耐えて、また耐えて…

2010|10|26
今季、国内最後のビルフィッシュトーナメント。
“SunshineCUP 第13回福島ビルフィッシュトーナメントinいわき”でのワンシーン。
たった二人でトーナメントにエントリーされた《SLOW MOTION》のおふたりではあったが、長いファイトを耐えに耐えて、最後の局面であるランディングシーンにまで漕ぎつけたものの、その悪戦苦闘ぶりは、観戦するプレスボートの私たちも手に汗握るものであった。
これも今夏の忘れがたいシーンである。

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posted by biggame at 23:43 | 日記

ビッグゲームの新たなステージ

2010|10|25
今夏のJIBTにて、“タグ、メジャー&リリース”を淡々とこなす《フォワード》のメンバー。
コクピットでの彼らの動きをレンズ越しに追いながら「日本のビッグゲームシーンも、ついにここまで来たか!」という思いが募った。カメラの先に捉えた光景に一喜一憂しながら、今年のシーズンも終った。

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posted by biggame at 18:50 | 日記

今季のベストショット

2010|10|24
今夏、下田のJIBTでは素晴らしい写真が多く記録された。
本誌でも度々紹介しているスタンダップファイトでの“スピニングマーリン”。
これはJIBTでの空撮ワンショット。チームNo.22 DAIWA SaltWater Team+PREDATOR FC。
キャプテン(リーダーマン)青島常昌、アングラー永山剛史

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posted by biggame at 14:59 | 日記

Sunshine Cup 福島ビルフィッシュトーナメント

2010|10|23
Sunshine Cup
第13回福島ビルフィッシュトーナメントinいわき
9月17日から19日に渡り開催された同トーナメントは“北の大物”を求めて集う、シーズンのフィナーレを飾る大会である。

posted by biggame at 21:49 | 日記

CABO CUP 仲間と集う海、仲間を見守る海

2010|10|23
フネに対して似通ったテイストを持つオーナー達が、トロウリングという共通の趣味を通じて夏の一日を共に過ごした。
“魚種は何でもOK、ただしIGFAルールで”ということで8月7日に開催された『第1回CABO CUP』。
こんな大会もいいものだ。

posted by biggame at 21:35 | 日記