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釣りにおけるスポーツマンシップ

2012|09|14
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既に紹介したこのグランダー(パシフィック・ブルー:1022.5ポンド)は先月18日、HIBTファイナル・フィッシング・デイの翌日にハワイ島カイルア・コナで開催された賞金トーナメント、「第26回ビッグアイランド・マーリン・トーナメント(Big Island Marlin Tournament)」で記録されたものである。
IGFAルールによるトーナメントではあったが、その苛酷なファイトにアングラーのモーリー・パーマーは耐え切れず、手助けやむなしの判断となった。
“とてつもない”巨魚であることは分かっていた。同時に今大会の賞金総額12万9690ドルもチーム全員の脳裏にあったはずだ。
全員が貝となってこの記録を申請していれば、IGFA女性世界記録と、かなりの賞金を手にしたわけだが、この爽やかな笑顔にはそんな邪心のかけらもない。
ワールドレコードと賞金は、彼女が1人でのファイトを断念した時に消え去った訳だが、その無念さを補って余りある“巨魚と出会えた感動”は、彼女の心をいつも熱くする筈だ。
posted by biggame at 00:11 | 日記