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A SUMMER PLACE

2012|09|10
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今夏は、日差しの強さに映し出される陰影の濃さが、心に沁みる日々であった。
サザン・オフィスの庭先では、蝉が瞬時の夏を謳歌し、8月22日、(父・母・叔母、合わせて)274歳の一角を担っていた叔母が旅立ち、初めての喪主を体験した。
この春からの、死を意識した濃密な時間のもつれが、蜘蛛の糸がすっと梳きほどけていくように消えてしまった、そんな感じであった。
身近な人の死が、残された者の心を収斂させていくには、それなりの時間がかかるものである。我に返ったのは朝夕の涼しさが際立ち、庭草に降りた露が白く光って見える、そんな清澄な朝であった。

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今年のHIBTでは、2418ポイントもの高得点を叩き出しながら2位に甘んじた、本誌でもお馴染みの“マッチャン”こと松下正春さんの活躍が目覚ましかった。
HIBTが終了した翌日には、コナでは1022ポンドのグランダーが記録され、今年のハワイは、まさにカジキの当たり年であった。

国内では《フォワード》の三枝女史が100本超えを記録し、さまざまな感慨が交差する夏であった。
『BIGGAME』次号の制作も、ようやく佳境である。



posted by biggame at 23:25 | 日記